超初心者コース:ワーキングホリデー/20代後半
私が通っていた学校にはXクラスというものがあり授業のスピードも宿題も通常のクラスの倍のコースでした。クラスは全部で12名、遅刻・欠席は厳禁とクラスのスタート時に担当の先生から念を押されました。午前中はテキストを使って文法とスピーキング、午後はライティングに分かれています。午後のライティングの授業がピリ辛と似ていて印象的だったのでそのことについて書こうと思います。
授業は毎週ひとつのテーマ(例:手紙の書き方、有名人のバイオグラフィー、新聞等)に沿って進んでいきます。毎週末ライティングのテストがありました。40分程度で180単語以上、A4用紙2枚のうち1枚を清書、もう一枚をアイディアをまとめる紙として使えるだけで辞書は禁止です。コースが始まるまでこのテストのことは知らなかったので正直戸惑いましたが、毎日ピリ辛の日記で特訓を受けていると思うと気が楽になりました。テストはテーマが決まっていて1週間いろいろとアイディアを出してから文章を組み立てることができましたが、日記は何について書こうか悩んで何十分も経ってしまうこともありました。
毎週月曜日には先生がひとりひとり点数とアドバイスの書かれたメモをテストと一緒に返してくれます。そして文法などのミスのあった文を先生が一覧にし全員でそのミスを直していきます。日ごろから補修で日記の添削を受けているおかげで文法のミスを見つけて訂正することには自信が持てました。わたしの課題は前置詞と単数・複数形!と今まで気づかなかった弱点まで気づくことができました。
コースは6週間単位なので最後の週にはクラスみんなでマガジンを作りました。それぞれ2、3ページを担当し自分の好きなテーマについて書き上げました。今まで勉強してきたものが形として残りとても満足しています。クラスメイトは日本・韓国・台湾・ロシア・スイス・サウジアラビアと多国籍でそれぞれ自分の国のことや趣味、オリジナルの物語を書き上げる人までいてとても面白いものが出来上がりました。
実は、日本でも英語で日記を書いてみようと何度か挑戦したことがあります。でもいつも挫折・・・。日本語でも文章を書くときに躊躇してしまうのに英語で文章なんて、ノート1ページなんて夢のまた夢でした。それがここまで書けるようになったのかと思うと感慨深いです。もしピリ辛で補修を受けずにそのままXクラスだけで授業を受けていたらおそらく大変なことになっていたと思います。今だから話せますが学校とピリ辛の宿題どちらを優先させていたかというと、ピリ辛です。まずは日記を終わらせて一安心してから学校の宿題に取り掛かっていました。こういう生徒さんきっと私以外にも多いはずです。総合的にピリ辛のほうが厳しいです!学校は基本的にみんな優しい。宿題をしなくてもそれほど怒らないし、実際遅刻や欠席をしてもそれほど咎められることはありません。学校の宿題よりも優先させる必要があるくらい私にとって放課後補習は貴重な時間でした。だからこそ6週間Xクラスを乗り切れたんだと思います。
Eriko F.
<スタッフより> Xクラスは、今でもピリ辛の生徒さんに人気のクラスです。このXクラスがあるからという理由で、語学学校を決める方も多いくらい。「ピリ辛留学のほうが厳しいです」というコメント、これを読んでみなさんがどう思われるのか、、、なんて思ったりもしましたが、厳しいからこそ、英語スキルアップのコツがたくさんあるピリ辛留学の補習が、みなさんの魅力であることは、間違いないですね。Erikoさんの英語力も結果的にかなりアップしたわけですし、ピリ辛の宿題を優先しながら、Xクラスで、頑張ったErikoさんの努力あってこそです! Yoko |