超初心者コース:ワーキングホリデー/20代後半
私はデイリーファームに2週間、ホースライディングのファームに5週間、エクスチェンジの形で滞在しました。1つめのファームはNZの北部にあるど田舎。50代のご夫婦がのんびりと営んでいるようなところで、家の周りは一面山。もちろんお隣さんは見えず、まさにCMに出て来そうな素晴らしい景色が一面に広がっていて大興奮!基本的なお仕事は、朝と夕方の二回、牛を徒歩10分ほどの所へ迎えに行って乳搾り、そして子牛・子豚などの餌やりです。天気が良い日にはフェンス直しをしたり、雑草を抜いたりもしました。空いた時間は、お菓子作りやチーズ作りが趣味のお母さんのお手伝いをしたり、歌もプロ並みに上手なお母さんは、カントリーミュージックのイベントや、お母さんがカフェで歌を披露するような場にも連れて行ってくれたりしたので、本当に楽しかったです。
中でも1番覚えているのは、去勢の為、子羊を捕まえた事。親も混ざっている群れの中から子羊を捕まえるのですが、力は強いし本当にすばしっこい!1日数時間ですが、3日続けてこの作業をしたときは、生まれて始めて本当に全身筋肉痛になりました。羊に踏まれてウ○チの上にしりもちをついたり、オスとメスの見分けのためか、お父さんがメスの耳をガシャンと少し切るような作業があって、その血が自分に跳ねるなど、びっくりすることもありました。でもこれがこの人たちのリアルな生活なんだと感じ、私にとって本当に貴重な経験になったと思います。あと、とても新鮮な豚肉・・美味でした☆
もう一つのホースライディングファームはとにかく、忙しかったです。観光客が乗馬をしに来るファームだったので、主な仕事は、馬の世話と、お客さんのサポート。乗り方を指導し、ガイドとしてついていくのです。私の乗馬経験は、小さい頃ポニーに乗った程度でしたが、1日3,4回お客さんと一緒に毎日毎日乗っているうちにそこそこに成長し、初心者の私的には、毎日タダで馬に乗り放題!と、ちょっとラッキーにも思えました!その分本当に忙しく毎日くたくたでしたし、忙しい分、従業員の会話も本当に早いし、お客さんを挟んで遠くから指示を受けたり、トランシーバーを使わなくてはいけなかったり、語学学校終了後すぐにファームにいった私的には、英語面ではかなり苦労し、泣きたいほど悔しい事もありましたが、お気に入りの馬もでき、同世代の同じエクスチェンジワーカーさん達ともとっても仲良くなり、本当に充実した毎日を過ごす事が出来ました。
5週間終えたときにはリスニング力はかなり伸びたように思いますし、英語に対する恐怖や照れが無くなり、私にとってはとても貴重な時間だったように思います。
ファームに行くと言ったとき、小松さんに「泣き返って来るのがオチだ!」と散々脅されたことを今でも忘れません(笑) ファームによってはきっともっと残酷な光景を目の当たりにしなくてはならなかったり、もっともっと忙しいところもあると思いますが、こういう人たちがいるから、私達は生活が出来ているんだなと、本当の現実を見ることが出来た事、本当に良かったと思っています。これからも英語の勉強を続け、お世話になった皆さんにまたいつか会いに行けたらいいな~それが今の私の目標です☆
Sakiko T.
<スタッフより> いつも明るく、前向きで一生懸命なSakikoさん、悪戦苦闘しながら子羊を追いかけ、時には汚れたりもするけど、大自然の中でのファームステイをEnjoyしたり、忙しいながらも仲間とともに充実した乗馬ファームなど、日本では絶対経験できないような、貴重な体験でしたね。Sakikoさんがピリ辛オフィスへ来るたびに、今度はどんな体験をしたの?どんなところだったの?と興味津々に他のメンバーが聞いてましたね。私もその中の1人でしたよ。自ら進んで地元の輪に入り、現地の生きた英語、生活を体験することで、学べることがたくさんあることを身を持って経験されたと思います。スタッフから見ても羨ましい体験です。 Fred |