ファームステイでの毎日は「喜び」と「感動」に満ちていた

本気コース:9カ月滞在/30代後半

私がニュージーランドを留学先に選んだ理由、それは英会話の上達と、長い間ぼんやりと夢を見ていたファームステイを実現させるためでした。

ファームステイをさせてもらった滞在先は、オークランドから南へバスで3時間程のところにあるPiopio(ピオピオ)という小さな田舎町のファームでした。ホストのウィリアムさんは、たった一人で1200頭の羊と100頭の牛を飼育している、とてもフレンドリーな方です。

主な仕事は、ウィリアムさんの運転するウィラー(大きな四輪バイク)の後ろに乗って、羊や牛に新しい草を与えるために、今いるところから別の牧草地に移動させる事でした。牧草地といっても平原ではなく、丘のような場所なので、たくさんいる羊や牛を移動させるのは大変な作業です。口笛を吹いて牧羊犬に指示をだしているウィリアムさんを見て、「ああ、ファームステイを私は本当にしているんだなぁ」と妙に感動したのを覚えています。他にも、羊の耳にタグ(名札のような物)を付けたり、羊の毛刈りや牛の体重測定など、変わった作業も手伝う事ができてとてもラッキーでした。特に、みな同じに見える羊も人間と同じく個性があり、よく見ると顔も体型も違っていて、人間をあまり怖がらない羊もいれば、羊なのに集団行動が苦手でいつも柵から脱走して単独で草を食べている羊もいて、とても面白かったです。また、自分の興味がある生活を送っていたため、とにかく英語をたくさん話す事ができました。

私が滞在していた時期は、夏でしたので朝の9時頃から日が暮れる9時近くまで、ずっと外で作業をしていました。しかし、一年前の同じ頃、5cmのハイヒールをはいて毎日通勤ラッシュの電車に耐えながら仕事だけの生活をしていた私にとって、ファームステイでの毎日は喜びと感動に満ちていました。冒頭にぼんやりとファームステイを夢みていたと書きましたが、実は大学1年の頃(何と20年前です)、授業時間に先生やクラスメイトの前で将来自分がやってみたい事を発表する機会があり、その時「ニュージーランドにいって羊の毛刈りがしてみたいです」と答えたのを今でも覚えています。結果、毛刈りの作業のお手伝いはしましたし、ほぼ夢を実現させる事ができました。

ピリ辛留学に出会えていなければ、年齢や仕事が気になって、きっと夢のままで終わっていたことかと思います。ピリ辛留学を通して、本当に貴重な体験をすることができました。ピリ辛スタッフの皆さん、ありがとうございました!

Chieko.M

<スタッフより>

Chiekoさんはニュージーランドに到着当初から、「ファームステイをしたい」とおっしゃっていましたね。20年越しの夢が叶い、羊の毛刈りなどの作業も手伝えただなんて、スゴイです。年齢や仕事が気になって、なかなか夢を追いかけられなかったという気持ち、とてもよく分かります。それでも、たった1度きりの人生だから、と勇気を持って留学を決断されましたね。その勇気があったからこそ、こんな素敵な体験ができたのだと思います。可愛い動物たちとの写真も送っていただき、どうもありがとうございました!久々にオークランドでお会いした時のChiekoさんの生き生きした表情が印象的でした。

Kyoko

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