本気コース:ワーキングホリデー/20代前半
私はニュージーランド滞在中に、オークランド中心地にあるお土産屋さんでお仕事をしました。具体的な仕事の内容としては、接客、ストック管理、店内のデザインの提案・維持、セキュリティの管理、新商品の入庫や発注などでした。日本人や中国人のお客様だけでなく、クルーズシップ客のオーストラリア人、イギリス人、アメリカ人などのお客様や、時には地元ニュージーランド人など、英語ネイティブのお客様が8割を占めていたため、英語力を求められる機会がとても多かったです。
また、いかに上手くお客様と値段交渉をするかが、時に売上げのポイントとなるため、商品知識や語学力を身につけようと常に勉強の日々だったのを覚えています。海外での接客マナーやセールスのコツなどを店のシニアスタッフや同僚の子たちから徹底的に教えてもらいました。
このお店はセールス重視の典型的なリテールショップで、スタッフ一人一人に任せられるセールスのハードルやタスクも容易ではなかったため、多くのスタッフが短期間で辞めていってしまっていました。給料の支払いやシフトの調整など、日本では当たり前のように済ませていたことも、こちらでは外国の当たり前=トラブルの元にもなるため、更には英語を使っての交渉だったので、すべてが複雑で難しかったです。
ですが、今もし海外でお仕事に迷っているのだとしたら、ぜひチャレンジしてみてください!と大声で言いたいです。こちらに来る前の私もそうでしたが、英語が理由で海外でのチャレンジに乗り出せない方はたくさんいらっしゃると思います。でも実際は日本でも同じように語学力は働くことのすべてではありません。また、こちらこちらで働いて得られるものも、語学力だけではありません。
移民大国ニュージーランドでは、様々な人種・文化・言語が共生しているため、それぞれがお互いの相違を受け入れることに対してとても寛容です。そのため英語もこちらで暮らしていけるうえでのコミュニケーションツールの一つに過ぎないように感じました。
私はこちらで、少なくとも失敗を恐れない勇気と、多文化を受け入れる寛容さを得た気がします。そして、それぞれが日本で学ぶそれとはまた違ったものでした。みなさんも失敗を恐れずに、ぜひチャレンジしてみてください。ニュージーランドでの経験が人生で忘れられない素敵なものになることを願っています。
Yui S.
<スタッフより> 現地での仕事環境の事、チャレンジすることの大切さなどがすごく良く伝わるレポートありがとうございます。いつも明るいYuiさん、弱音をはいたりせず本当に前向きに頑張っていましたね。チャレンジすることを恐れず、どんどん現地へ溶け込んでいくこと、もちろん大変だったこともたくさん経験したと思いますが、これらを含め、ニュージーランドで得た物は大きかったと思います。今後、この経験が必ず活きてくる時が来るはずです。次のステップでのご活躍を期待しています! Fred |