いよいよ現実のNZ社会へ!ボランティア体験記~その2~

本気コース・30代後半

NZの高校で日本語教師アシスタントのボランティアにトライした私ですが、ここで少しNZの高校のご紹介。日本とはシステムが違いYear9(14歳)~13(18歳)までの生徒が在籍しています。NZでは、日本の大学のように授業に合わせて生徒が教室を移動します。必須科目の他、選択科目の中には経済などのビジネス分野や、音楽の個人レッスン、仏語・スペイン語・日本語と外国語もバラエティ豊か。

生徒は好きな科目を、自分の興味に合わせて学ぶことができます。先生方は、日本のような大きな職員室を持たず、それぞれの専門部門ごとにオフィスを持っています。1コマの授業は1時間単位で1日5時間の時間割、授業の間に小休憩はなく、ブレイクタイム(30分)とランチタイム(45分)の大きな休憩が2回あります。先生方は、専用のカフェテリアでブレイクタイムを過ごし、生徒たちは教室外の空いたスペースで休憩をとります。授業が終わり職場を離れた後も時折、ホームパーティを開くなど、教師間のコンタクトも密に取られています。

私は・・というとブレイクタイムには先生方の話を聞くのが精一杯。ネイティブ同士の会話は、早すぎて理解出来ないこともしばしば。雑談に混ざるのは、夢のまた夢です。ですが、お陰様でリスニング力は急速にアップしました。空き時間には、日本語の先生が10年程前に住んでいた静岡のアパートをGoogle mapで一緒に探したことも。何度も記憶を辿り、30分の葛藤の末に、彼女が「あったー!」と日本語で言った時は、2人で大笑いしました。また、オークランド市内の美味しい日本料理店の話で盛り上がったり、お互い英語と日本語の質問をし合ったり。まだまだ分からない英語も多いですが、先生方の多大なフォローをいただきながらこの環境に身を置くことができています。

ボランティアといえども、言葉を教える立場になるということは、同時に大きな責任が伴います。私達が語学学校で質問するのと同じように、生徒達の質問にも的確に答えなければなりません。ですが外国の方が日本に興味を持って下さっていることを、日本人として本当に有難く思います。帰国までの1ヶ月、少しでも彼らの役にたてるよう今後も頑張りたいと思います。

ボランティはもちろん無給で労力を提供することですが、受け入れる側のご厚意があってこそ成り立つことです。オークランドは現地の方々の広い心によってそれが成り立ちやすい場所であると思います。訪問者ビザでは有給の仕事をすることができませんが、だからこそこの貴重な経験ができたことに感謝しています。

Tomoko N.

<スタッフより>

日本語教師ボランティアで頑張られたTomokoさん、日本語の授業なのに、英語で説明したり、生徒さんからの質問が英語なので、英語で答えたりと、大変なこともありますが、それも英語力アップに繋がったと思います。 ニュージーランドの子どもたちが、どのように日本語を学んでいるのか、私たちが英語を学んだアプローチとは異なる点が多々あったり、日々色々な発見があったかと思います。 授業の準備など率先して行い、現地校の先生方からも太鼓判いただいております。 これからも頑張ってください!

Fred

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