飛び込みでGET!コメディ・フェスタのボランティアに参加! 

本気コース:30代前半

ワークビザを持っていない私にとって、語学学校を卒業した今、残りの時間をどう有効に過ごすかは常に課題です。日本では演劇関係の仕事をしていたので、こちらでもtryしたくて劇団に応募したりworkshopに行ったりして地道に活動を始めました。ラッキーなことにいくつか返事をもらえてはいるのですが、「調整するから待ってね」とか「再来週お話ししましょう」といった具合で、すぐに活動を始められる状態ではありません。

返事待ちの時間をどう過ごすか考えた結果、たまたま見つけた&人からも紹介されたAuckland Comedy Festivalのボランティアに応募しました。幸か不幸か、応募した日は会場の仕込み前日。3週間あるfestival期間の人員枠はもうすでに埋まっているということでしたが、翌日の仕込み日であれば何かと仕事はあるから来てもらえるととても嬉しい、という返事をもらいました。このフェスティバルはcityのいくつかの劇場で開催されていますが、ボランティアを募集していた会場はレストランでした。地下に広いスペースがあり、そこにステージを組んで照明やスピーカーを仕込み、テーブルとイスを置いてピザやビールを飲みながらコメディショーが見られるという企画のようです。

指定された場所に行くと、照明デザイナーだという女の子と、お手伝い風の男子2人。もちろんNZ人です。飛び込みでそんな場所に行くのは本当に久しぶりで(新人の頃以来です)、しかも片言の英語で、最初はどう自己紹介すればいいのかわからず微妙な空気が流れてしまいました。お互いに旅人同士なら「where are you from?」から会話を始めればいいのですが、この場合…何をしゃべれば…とno ideaでした。結局その日はほとんどコミュニケーションをとれず、ひたすら黙々と渡されたLEDライト300個に赤いセロファンを巻くという地味?な作業を続けました。

ここまで来て何やってんだ私、という考えも頭をかすめましたが、どの瞬間も必ず未来につながっています。無駄なことなど何もない、1つ1つを丁寧にやるだけと言い聞かせ、翌日はきちんと会話が出来るよう対策を考えました。どう相手への興味を示すかでつまづいていたので、前日一緒だった男子達や、新しく会う人たちに「Are you a staff for this festival?」とか、「Are you a carpenter?」とか相手の仕事を尋ねることにしました。そこから、「and you?」と必ず聞かれるので、「I was an assistant stage manager in Japan, came here to learn English」と自己紹介し、仲良くなっていきました。

仕事自体はたいしたものではなく、LEDのイルミネーションを会場の入り口に飾りつけるというものでした。渡されたものを見て電源の位置を確認し、点灯チェックして、照明デザイナーの彼女のプランをきき、飾り付けるというものですが、もちろん全てのコミュニケーションは英語。プラン自体も厳密ではなく、デザイナーの彼女も「これをここにこんな感じで?…Maybe?(多分ね!)」と言い放ったりするので(笑)、要は雰囲気が出ればいいのねと解釈。自分なりにideaを出しながら実現して行きました。ただ、要望をきいたり問題を解決したりすることは片言でもなんとかなりますが、視覚的なイメージを人に説明するのは本当にボキャブラリーが足りなくて、「like this! Like this!」と身振り手振りで説明していました。

でも一緒に働いた男子達が「You mean you wanna dress it down from that corner?」などと解釈を英語で翻訳してくれるので「そう言うのか!」と納得すること多数。まさに補習でやった「これ英語」の実地版です。専門用語もわからないことが多かったので、「what do you call it ?」とか「What do you say in this case?」とか質問しまくっていました。一緒に仕事するうちに、「英語は下手だけど経験はあるようだしこちらの言っていることは分かっているようだ」という評価がもらえたように感じます。

仕込み日に手伝いをしたということで、全てのshowを無料で見せてもらえることになりました。他にやることもないので、早めに会場に行って挨拶し、showの入れ替えのタイミングでお皿やグラスを片付けたりと細々と手伝っています。悔しいのはcomedyを観てもさっぱり何を言っているのかわからないという点です。でも彼らがお客さんを笑わせるところを観るのは楽しいし、言葉がわからなくても楽しめる部分もあります。また同じshowを何度でも都合のつく限り観られるので、前回わからなかった部分がわかってくると嬉しいです。お店にも、お客さんにも、日本人はおろかアジア人も1人もいませんが、行けば「Hi Coco! (私のニックネームです)How’s it going?」と声をかけてもらえます。働く場所がない今、自分の場所が多少なりともあるというのは本当に嬉しいです。もっと彼らと話せるようになりたい。一緒に仕事がしたい。それが今の私のモチベーションです。

Saeko T.

<スタッフより>

完全に英語環境の劇団の仕事を飛び込みでGetされた、勇気と勢いは本当に素晴らしいと思います。特に英語が充分でないうちは、どうしてもトライすることをためらってしまいがちになりますが、今回のボランティアのお仕事は、見事自分の力で勝ち取りましたね!!次の舞台のお仕事も楽しみにしていますね。頑張ってCoco!

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