ホーム >> レポート・インタビュー
ピリ辛留学レポート
11月26日
「最近NZに来るワーホリの子って本と何も考えてない馬鹿ばかりでうっとーしいのよね!!」
街中で通りすがりにこの言葉を聞いて本当にドキッとした。
ピリ辛でNZに来て2日目、takakoさんに“NZで何がやりたいですか? 最終目標はなんですか?”と聞かれ、全く想像もつかないので、とりあえず“年内に英語が話せるようになりたいです”と答えた私。限られた時間のなかで、そのための100%の努力もせずに・・。もちろん結果は×。
初めての海外生活。正直全く想像もつかなかった。なぜなら英語そのものが大嫌いで、自分が果たしてどのくらい聞き取れて話せるようになるのか、そして、その得られた英語力でここで何ができるのかさえわからなかった。
ワーキングホリデーというのは、1年間という時間を自分自身の意思で計画し、実行できるというすばらしい制度。反面、目的がまったくなく、何も考えずに過ごしてしまうと、無駄に時間だけが過ぎていき、なぜ自分がNZに来ているのかということさえ疑問に思ってしまう。
それなのに、せっかく働くのなら、「キウイ(NZ人)の会社で働きたい」「日本人や中国系の会社で働くのは嫌」とか理想ばかり高くなり、現実と一致していかない。
日本にいたころは、言葉という今の自分にとっての最大の壁がなかったせいか、自分が“これがやりたい。これをしよう”と思ったことは大概なんでもできた。でも、こっちに来て自分がどれだけやりたいと思っていても、そう思い通りにはならないこともあるということを再認識させられてしまった。
自分の中での目的や目標がはっきりしていないと、人と比較してあせるだけの日々。何のためにたくさんの時間とお金をかけてNZに、しかもワーホリでくることを決めたのか。その理由を自分でちゃんと理解し、方向付けしていかないと何も進めない。
日本を出発する前から目的をはっきりさせるのは難しいかもしれないけれど、現地でたくさんの自由な時間を過ごしている間に、ゆっくり自分と向き合ったほうがいい。
「英語をマスターすること」が目的なのか「NZを旅してここでの生活を満喫すること」が目的なのか、ここでしかできないことは本当にたくさんある。しかもそのうちのどれを選ぶか、どのように進めていくか、実際に実行できるかは本当に自分しだい。目的や目標がしっかりしていないと、すべてが中途半端で終わってしまう。
私の場合、一番の基礎となる英語ができていなかったため、語学学校を卒業して実際に仕事を得るまでに約1カ月の時間を要した。それでも、これだけしゃべれない私が、日本人は自分ひとり、周りのスタッフは全員キウイという完全な英語環境のカフェで働けることになったのは、本当に周りの協力と運だと思う。実際自分でも今現在こうしてここで働かせてもらえているということが信じられない。これは本当に貴重な経験だと思う。
また、今回こっちにきて実感したこと。いろんな人に出会って、いろんな人に助けられているということ。日本でも今までたくさんの人にあってきた。でもこっちに来て本当に「人との出会い」は大切だと実感した。約1年間、今までここで生活できたのも、ピリ辛留学のスタッフをはじめ、一緒に頑張っているピリ辛の仲間や語学学校の友達など、周りのひとが支えてくれたおかげと本当に実感する。人によって活かされ、生かされるところ。私にとっての1年間のオークランドはそんな場所だった。
これから特にワーホリでこられる方は、一生に1度しか同じ国では使えないビザを使ってくるのだから私のようにならないようにある程度の最終目標を持ってこられることをお勧めします。Step1 の期間は本当に重要だと思います。この時に目的・目標を大まかにでも決めて、そのためには何が必要なのかを知っておくと後々とっても早く進んでいけますよ!!
Yoshiko.S
<スタッフより> 1年間、お疲れ様でした!!超初心者研修でスタートして、本当にイチから英語を学んだYoshikoさんが、今となっては現地のカフェでワークビザをサポートしてもらい、ワーキングホリデーを終えた今もこうしてニュージーランドに残っていることが信じられないです。 Takako |