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ピリ辛留学レポート
10月13日
本気コース:ワーキングホリデー/30代前半
8月14日から2週間という短い期間でしたが、現地の日本語を勉強している中学生・高校生に「文化祭」ということで日本の文化を紹介するお仕事をしました。
オークランド博物館の2Fにイベントホールがあり(そこは一般のお客さんには開放されていないので、この期間に予約した学校のみ入場可!)、浴衣・名刺・習字の3つを教えながら一緒にやるというものです。
はっきり言って、よく面接に受かったのものだと自分でもビックリしたものです。と言うのも、私がNZに来たのが7月2日で学校に通い始める前にピリ辛留学のラウンジで募集の紙を見つけ、学校に7月20日から通い始めたのと同時にCV(履歴書)を書いて応募したからです。
通常は学校を終える3〜4週間くらい前になると、仕事探しやフラット探し、CVの書き方を教わるようですが、全くもって順序は逆だし、英語に自信のない私が応募して大丈夫なのだろうか?と心配でした。でも1つだけ言えることは、私がこのピリ辛のホームページを読んでいた時に、一番気になったのがこのお仕事で、「やってみたいなぁ!」と思ったからです。
私は着付けを習っていて、浴衣なら着せられるから「学校が終了したら応募しよう!」と思っていたのですが、1年に1回しかないと聞き、困り果てました。私はワーキングホリデーのビザで来たので1年はいられますが、来年の8月は応募ができないし…と悩んでいたら、さすがピリ辛のスタッフさん。いとも簡単に「とりあえずまだ枠があるか聞いてみれば…?」と。心の中では「何を言ってくれちゃってるんだろう?まだ学校が始まったばかりの私に…。」と思いつつも「はい!」とドキドキしながら担当の方にメールしたら、2〜3日後にCVを送ってほしいと連絡があり、わけのわからないまま夜遅くまでCVを作り、チェックをしてもらい、面接に行き…と学校の宿題を抱えながらも「よくやったものだ!」と自分で感心してしまうほど何かの流れに乗っていた気がします。
2週間と言っても、日本人のスタッフは5人いたので毎日の出勤ではありませんでしたが、先生でもないのに「ゲストエデュケーター」ということで人に教える機会を得、本当に貴重な体験をさせていただいたと感謝の気持ちでいっぱいです。
初日は本当に緊張をしていたし、仕事の前の打ち合わせの内容もすっかり忘れてしまうほどダメダメでしたが、1日目より2日目、、、と回を重ねるごとに「とりあえず来てくれた生徒が楽しんで、日本の文化を学んでくれたら…!!」と思い、英語でうまく説明できないくやしさはありましたが、「ここに来た生徒達は日本語を勉強しているのだから日本語を聞きたいハズ!」と気持ちを切り替えることにより、どうにか仕事を終えることができました。
浴衣は6〜7年着付けを習っていたので心配はしていませんでしたが、習字は10年以上やっていなかったので、筆の持ち方さえ忘れてしまっているほどでした。他の日本人スタッフの方に教えていただいたりして何とか乗り切ることができました。
その日によって予約数も違うし、クラスごとに生徒数も違うので、時間に追われながらも生徒達の反応が良いとアッという間に終わった気がします。
時間は止まらないので、とりあえず動いてみたことで1つ願いが叶いました。背中を押してくれたピリ辛スタッフさん、どうもありがとう!
P.S.現地の生徒さんに申し訳なく思ったのは、一人一人に着せてあげることが出来たならもっときれいに着せられたと思うけど、それぞれ自分で着てもらう体験型だったので私の着付けのお師匠さんがみたらきっとしかめっ面をするだろうな…と思いました。
Etsutyo A.
<スタッフより> 渡航してすぐ、しかも、まだ学校へ通っている間に、お仕事にチャレンジ。とても良レポートを書いてくれてありがとう。渡航して間もない頃のドキドキ感と、さらに外国でお仕事するドキドキ感がとてもよく伝わりました。日本の文化を好むニュージーランド人は多いです。日本人を代表して文化を紹介するお仕事はきっとやりがいも大きかったでしょうね。スタッフの後押しを感謝してくれてすごくうれしいです。でも、それを実行に移したのはEtsuyoさん本人!勇気を出して動けることが、本当の意味での「力」ですね!! Yoko |