本気コース:ワーキングホリデー/20代後半
ニュージーランドに来て、初めての仕事はお土産屋さんでの接客業でした。
お仕事探しをしていたとき、配った私の履歴書を見て、唯一電話をかけてきてくれたお店。面接の次の日から早速仕事を開始しました。スタッフのほとんどが中国人で、日本人は私ともう一人のシニアスタッフの二人のみ。お客様も90%は外国人観光客でした。ほぼ完全英語環境。
目標のワインショップには勤められなかったけど、環境としては恵まれているのかなと思いました。一見、順風満帆のニュージーランドライフ。しかし、そうはすべてうまくいくものではありませんでした。そのお土産屋さんのスタッフ教育は非常に厳しく、「これが中国式だ!」と言わんばかり。お客様が入ってきたら、「Tomoko, help the customer and keep talking」とオーナーが睨みをきかせて、私の接客の様子をじっと見つめてきます。商品知識もない、英語もうまくない私。「アメリカやカナダからきたお客様相手に、気の利いたことなんていえるわけないよ!話せって何を??」そんなことを思いながら、とりあえず「May I help you?」というお決まりの台詞を言ってみると、これまた「No thanks, just looking」というお決まりの台詞が返ってきます。その言葉に内心ほっとして、引き下がるとまた「行け!」と言ってくるオーナー。厳しい環境の中、もし、いつも励ましてくれる彼氏がいなかったら間違いなくすぐにやめていたと思います。
毎日毎日怒られてばかりで、英語を何度も聞き返す日々。何回も聞き返した末、実はとっても簡単な英語だったりすると、力が一気に抜け、悔し涙を流しそうになったこともありました。あとから入ってきたスタッフよりも仕事が出来ていないと怒られたときは、本当に悔しくて自分に苛立ってばかりでした。でも、2ヶ月もたつと仕事も慣れてきて、今度は自分が教える立場になりました。随分仕事がしやすくなり、暇な時間は、中国人スタッフに英語の表現を教えてもらったりしていました。(スタッフの8割は7~8年間ニュージーランド在住なので・・・)この仕事を通して、世界各国の人とお話ができたり、ニュージーランドの文化を学んだりできたことは
本当にいい思い出になっています。
しかし、また別の問題があり、職場を去る決意をした私ですが、中国人のスタッフが「やめないで!!Tomokoがいなくなるとさみしいよ!」と何度も引き止めてくれたときは、本当に寂しくなりました。つらい思い出ばかりでしたが、商品説明を英語で練習したり、レジ業務を新人に教えるときのフレーズを練習した日々は私にとって大変貴重な時間であったと思います。それに、励ましあう仲間もいたことは恵まれていたと感じます。
さてその後、一度ウェリントンとコロマンデルに旅行に行き、気持ちをリセットし、今現在一から仕事探しの日々です。経済不況に加え、冬季はオフシーズン。そんな中で、ニュージーランドに来る前からの目標であったワインショップに狙いを定めて就職活動中です。「ごめんね、今は見てのとおりお店は閑散としてるんだよ。でも、一応CVは保管しておけるよ」と履歴書を受け取ってはくれるけれど、およそ期待できない反応ばかり。
金銭的に、悠長に仕事選びをしてる場合でもないので、それと平行して前職を活かせるお土産屋さんもあたっています。「英語がまぁまぁ上達してきた今が12月(求人が増えるシーズン)だったら、ワインショップも割と容易に働けていたのかもしれない・・・、もっと計画的に来れば良かった・・・」と少し悔やむときもありますが、そんな後悔は本当に役立たずです。いずれにしても、この滞在中に「一本でも多くのニュージーランドワインと出会う!」という目標は決して見失わないように頑張りたいと思います。
Tomoko S
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<スタッフより> 英語で商品説明するだけでも、大変なのに、”Keep talking!” 世間話をしながらの接客。しかも中国人オーナーに睨みをきかされながら。想像しただけでも、辛そうな環境で、本当によく頑張ったね。でも、この時に辛い思いをしたことが、この後のTomokoさんの力になって、日本での就職活動の時も、頑張れたって言ってたね。英語面接だって、成功させちゃうくらい成長できたんだし!!頑張って取り組んだものに、無駄なんてないと、きっと身を持って感じているはず。就職本当におめでとう!これからの活躍を期待してます。 Yoko |







