本気コース:ワーキングホリデー / 20代後半
NZ生活最後の4か月間は南島のTe Anauで過ごしました。本当に小さな町でしたが、「娯楽がない=誘惑がない&お金を使わない」ということで、勉強に集中するにはいい環境でしたし、貯金もできました。
12月には、職場の人がパーティーに招待してくれたので、ニュージーランド式のクリスマスを楽しみました。
そこで初めて知ったのが「シークレットサンタ」という遊びです。これは、プレゼント交換ゲームの一種。事前にクジなどでそれぞれ誰宛なのかということを決め、宛名だけを書いたプレゼントを準備し、当日はホストが用意した大きなサンタ袋に入れる。そしてパーティーの中で、それぞれがプレゼントを受け取るのですが、誰がくれたものなのかはわからない……という遊びでした。ビンゴなどと違って、きちんと自分宛ての物を貰えますし、選ぶ楽しみもある面白いゲームだなと思います。
また、こちらのクリスマスは日本と違い、家族と過ごす日。なんとなく知ってはいたものの、実際にその中に入ってみて初めてそれがどういうものか理解できた気がします。私が招待されたパーティーには親戚一同が集まっていて、日本でいうお正月かお盆のような雰囲気に近かったです。日本では恋人同士のイベントという意識が強いという話をすると、とてもびっくりされました。目の前で切り分けられたターキーをたらふく食べたのもいい思い出です。
そして、私が仕事を辞める前には、台湾人の仕事仲間が隣町までドライブに連れて行ってくれたり、スタッフ全員がFarewell Partyを開いてくれたりしました。職場の人たちには仕事中も、それ以外でも本当によくしてもらい、感謝してもしきれないほどです。「日本に来ることがあれば連絡してね!」「また絶対にNZに戻ってきて会いに来るよ!」と、社交辞令でなく本心から伝えました。1年間のワーホリ生活のなかで、一番思い出に残ったのは、やはりTe Anauでの生活です。
最後の2週間は南島旅行で、クイーンズタウン、ワナカ、マウントクック、テカポ、アカロアなどに行きました。短期間でしたし、バスやアコモデーションをガチガチに決めて出発したのですが、旅の途中で「ちょっと途中下車してみよう」「この町には1泊のつもりだったけど、気に入ったから2泊しよう」と、何度か予定変更しつつ気の向くままの一人旅。バスに乗り合わせた人と、お互いどんな旅行をしているのか語り合い、何度か「Te Anauのパイ屋さん行ったことあるよ。美味しかった!」と言われることもありました。ハプニングに遭遇することもありましたが、それすらも楽しんでいる自分がいました。
私はインドア派で、スポーツはしない、トレッキングなどのアウトドア活動にも基本的に興味がない人間です。そんな私が、この旅行中は毎日のようにサイクリングやトレッキングにトライしていました。常にパノラマモードを使わないとカメラに収まりきらない、”壮大”という言葉がぴったりのニュージーランドの自然。その中で新たな自分に出会えたように思います。
Misato D.
<スタッフより> 私もはずかしながら先日初めて南島へと行ってきました。Just different!そこにはパノラマ全開の風景が広がっていました。もちろん一目で南島の大ファンになりました。Misatoさんの勤めていたTe Anauのパイ屋さんで、パイも食べてきましたよ~。ステーキパイを食べたけど美味しかった☆とっても忙しそうなスタッフさんのなかに「Misatoさんもこんな風に頑張っていたんだな・・」と思いをよせながら頂いてきました。思い切って飛びたした南島。かけがえのない素晴らしい思い出ができて本当によかったですね。新しい自分の発見!新しい”章”に向かってこれからさらに飛躍ですね。 Akiko |